三十路が発狂皆伝を目指す

管理人が三十路になるまでに全白を目指していましたが無理だったので発狂皆伝を目指します

ルールの話。道徳と倫理。

コロナだのなんだので最近思うこと

自分が思うことなので、全然違った考え方があってもいいと思います

ただ自分の頭の中を整理するものとして残します

 

世の中は法の下に平等という言葉があります

法とは「ルール」です

そしてルールを守らなければ「罰」を与えられます

 

 

罰を受けたくないからルールを守る

その罰が無いならだれもルールなんて守りません

さあ、果たしてそうでしょうか

 

自分は「罰」がなきゃ基本的にルールは存在しないのと同じように考えます

ここに、倫理というものが存在します

大前提として守るが、最優先とはしない考え方です

 

問題は、ルールを守らなかった責任を背負う覚悟があるかどうか

迷惑をかけずに済むのかどうか

そっちのほうが大事なんじゃないでしょうか

 

世の中が、そのコミュニティが正常に機能する為に

自然状態として望ましい考えから生まれた「ルール」ではあるが

・何れもいかなる法益を侵さない

・意図せずルールを守れない状況になってしまう場合がある

上記に罰がない場合が多いです

 

そもそも人それぞれに考え方があるのに

「右に倣え」ということでルールを決められ

ルールを守らない人に対して感情的になって攻撃したり

後ろ指を指すような行動をとる人の思考が自分にはわかりません

 

おそらく、「自分は守っているのにずるい」と

人と自分を比べるような性質を持っているのでしょう

ここが変なんだよな、日本人というか

 

では、今回のコロナの件はどうでしょうか

政府や国、県が放った「不要不急の外出自粛要請」

 

自分はこれを「ルール」と捉えます

そしてこれは「右に倣え」ということではなく

考えなくとも分かる、国の危機回避の為です

 

 

僕から、もう死語みたいになっている一言をつぶやいときます

「外出しないだろ、常識的に考えて」

 

 

僕の外出しないという行動原理は

もしコロナにかかった場合とコロナを移した際に

責任を背負う覚悟も手段もないからです

 

償えない罪ほど重いものはないのです

そんな経験は絶対にしたくありません

 

人を脅かす、死に至らしめる可能性のある病原体を

自覚していない状態で保持するってだけで

考えただけで恐ろしい

 

自分の道徳観と倫理観が再認識される日々になってます。

 

以下道徳の読み物。

ローレンス・コールバーグ

「道徳性発達理論」より

1.慣習以前のレベル
第一段階=罰と服従への志向
"警察に捕まらないならば、それはOKである"
罰の回避と力への絶対的服従がそれだけで価値あるものとなり、罰せられるか褒められるかという行為の結果のみが、その行為の善悪を決定する。
第二段階=道具主義相対主義への志向
"彼はそれをやるべきだ、奥さんはいい人で美しいのだから"
正しい行為は、自分自身の、また場合によっては自己と他者相互の欲求や利益を満たすものとして捉えられる。具体的な物・行為の交換に際して、「公正」であることが問題とされはするが、それは単に物理的な相互の有用性という点から考えられてのことである。
2.慣習的レベル
第三段階=対人的同調あるいは「よい子」への志向
"彼は妻を愛しているから、それをやるべきだ"
善い行為とは、他者を喜ばせたり助けたりするものであって、他者に善いと認められる行為である。多数意見や「自然なふつうの」行為について紋切り型のイメージに従うことが多い。行為はしばしばその動機によって判断され、初めて「善意」が重要となる。
第四段階=「法と秩序」の維持への志向
"人を護ることは、財産を守ることよりも大事だ"
正しい行為とは、社会的権威や定められた規則を尊重しそれに従うこと、すでにある社会秩序を秩序そのもののために維持することである。
3.脱慣習的レベル
第五段階=社会契約的遵法への志向
"社会において人には生存権がある。彼女を失ったら私は顔向けできないだろう"
ここでは、規則は、固定的なものでも権威によって押し付けられるものでもなく、そもそも自分たちのためにある、変更可能なものとして理解される。正しいことは、社会にはさまざまな価値観や見解が存在することを認めたうえで、社会契約的合意にしたがって行為するということである。
第六段階=普遍的な倫理的原理への志向
"人命には特別な固有の価値がある。彼女を失ったら私は私でいられない"
正しい行為とは、「良心」にのっとった行為である。良心は、論理的包括性、普遍性ある立場の互換性といった視点から構成される「倫理的原理」にしたがって、何が正しいかを判断する。ここでは、この原理にのっとって、法を超えて行為することができる。 

 

道徳とか倫理とか普段考えないのですが

今回、考えるいいきっかけになりました